町おこしイベントの集客に必須!紙媒体でPRを行う5つのメリットとは?
1.町おこしの集客に必須の紙媒体とは?
新聞
主に中高年層に親和性が高く、信頼度も高い媒体です。
一方、若年層にはやや弱い傾向有があります。
雑誌
写真やイラストなどビジュアル面で訴求するものが多く、新聞よりは文字量が少なめです。
雑誌の種類によって購読者層が異なるため、狙いたいターゲットを選んでアプローチすることが可能です。
チラシ
新聞折込みや自宅ポスティング、街頭や店頭での直接配布など、配布方法は様々です。
配布エリアを絞り込んだり、直接配布したりすることでターゲティングを行うことができます。
DM
主に商品やサービス・キャンペーンを紹介した印刷物をターゲットに送る手法です。
実際に商品やサービスを利用してくれた方などに再アクションを促す場合に多く利用されます。
ターゲットが開封してくれるか、行動してくれるかなどデザインや設計が重要なポイントです。
こういった施策が多くの町おこしイベントで活用されていますが、実際にはどういったメリットがあるのでしょうか。
また、反対に紙媒体を使って集客活動をすることにデメリットは存在するのでしょうか。
次の章以降からは、紙媒体を使って町おこしの集客活動を行うメリットとデメリットについて解説していきます。
2. 紙媒体(冊子)を活用する5つのメリット
①記憶に残りやすい
紙媒体のメリットのひとつとして挙げられるのが、Web媒体に比べて記憶に残りやすい点です。
例えば読書をする時、紙媒体の場合は大事な部分や覚えたい部分に線を引いたり書き込んだりすることができ、インプットしやすいというメリットがあります。
また、紙の書籍の場合、重みや手ざわり、紙のにおいなど、五感を刺激しながら読み進めることになります。
それらの感覚とともに、無意識のうちに情報が記憶されるといわれています。
②信頼を得られやすい
紙媒体の特徴として、信頼性が高いことも挙げられます。
Web媒体は、オフライン広告に比べて規制がゆるく、広告表現があやしく感じられることがあるかもしれません。
感覚的に「紙媒体のほうがなんとなく信頼できる」という考えもあります。
紙媒体は、Web媒体と異なり、簡単に修正をすることができません。
その修正しづらい特徴があるからこそ、正しい情報が載ります。
③Webが不得意なターゲットにもリーチできる
例えば、シニア層向け商材の広告をWebでアピールする場合と、学生向け商材の広告をWebでアピールする場合、どちらが多く反響があるでしょうか。
考えただけでも、Webに親和性の高い後者に反響がありそうな気がします。
最近では、シニア層でもECサイトを利用する人が増えていますが、Web媒体でバナー広告やディスプレイ広告をやみくもに掲載していても、思うような効果は期待できません。
Web媒体にはない紙媒体ならではの魅力は、老若男女問わず誰もが扱いやすいこと。
新聞広告や折り込みチラシ、DMといった紙媒体と、Web媒体をうまく掛け合わせた手法が今後必要になると考えられます
④モノとして手元に残り、保存性が高い
自宅に届いたDMや通販カタログなどを、なかなか捨てられずに保管していることがあります。
紙媒体の大きなメリットはここにあります。
Web上で一度見た広告をもう一度見ようと能動的に行動することは、よほど気になったものでない限り難しいのではないでしょうか。
紙媒体の場合、モノとして手元に置いておけるため、時間が経ってから閲覧されるケースも少なくありません。
クーポンが付いているDMだと、「今は買わなくても、いつか買うかもしれない」と手元にとっておくケースがあります。
こういった場合に、紙媒体ならではの保存性・保管性の高さが優位にはたらきます。
⑤手ざわりにも訴えかけられる
手に取った時、思わずじっくり見てしまうDMやポスティング広告に出会ったことはないでしょうか。
それは、普通と違う質感やサイズの用紙が使用されていたり、少し変わった加工が施されていたりするケースが多くあります。
このように、紙媒体ならではの表現ができることもメリットのひとつです。
同じ内容の広告でも、デザインや素材などに趣向を凝らせば、五感を通してこだわりが伝わります。
上得意のお客様向けのDMは質感のある用紙に箔押し加工をして高級感を出したり、学生向けのダイレクトメールはデザインに合った抜き型で抜き加工をして視覚に訴えてみたり、こういった創意工夫ができることこそ、紙媒体の真骨頂といえます。
3. 紙媒体(冊子)を活用する3つのデメリット
①リーチできる範囲に限りがある
Web媒体は情報の共有や拡散が簡単です。良くも悪くも拡散力が強く、多くの人に情報を届けることができます。
一方、紙媒体を使用した広告は、デジタルデバイスを持たないターゲットへのアプローチには有効ですが、拡散力が弱いのがデメリットです。
また、Web媒体では、口コミやコメントなど、ほかの人の意見を知ることができるのも大きな特徴です。
いろいろなサイトから情報を得ることによる発見があるのも、紙媒体との違いです。
②Web媒体に比べて修正作業が難しい
紙媒体は、一度発信してしまうと情報の修正や更新が容易でないこともデメリットのひとつです。
Web媒体の場合、サーバー上にあるテキストや画像データを差し替えることで情報を修正できます。
しかし紙媒体の場合、再配布を行なうには、データの修正後に再度印刷をしなければなりません。
そのため、多くのコストや時間が必要です。
ただし、このことがデメリットである反面、紙媒体の信頼性につながっていることも確かです。
③掲載できる情報量に上限がある
紙媒体は、紙面のサイズが決められているため、掲載できる情報に上限があります。
Web媒体は、どれだけ情報が増えても、ページのスクロールや遷移によって対応が可能です。
文字数やスペースが制限されているケースもありますが、紙媒体ほど厳しくはありません。
また、関連するサイトへのリンクを設置することも可能なので、有益な情報にアクセスしやすくなり、より効果的な訴求ができます。
紙媒体の場合、どの情報をどれだけ掲載するか取捨選択が必要で、編集のセンスが問われます。
4.町おこしの集客における紙媒体の活用アイディア3選
①パンフレット
市区町村をPRするパンフレットを作りたい、そう考える担当者は多いと思います。
しかし、同時に「どのようなパンフレットなら効果的なのだろうか」と悩む担当者もまた多いのではないでしょうか。
パンフレットは何を一番に伝えたいかなどの内容を明確にし、集約することが良い方法といえます。
市区町村のPRや町おこしを目的とした自治体のパンフレット作るには、その土地ならではの物や人を対象に取材で情報収集を行うことで、どの様な町なのかをPRすれば、パンフレットを持って訪れてくれる方もいるでしょう。
②観光マップ
町おこしや地域活性化のためには、観光客にいかにたくさんの観光スポットを巡ってもらえるかが重要です。
観光マップ、グルメマップ、ドライブマップなど観光に便利な地図の準備は不可欠。
持ち歩いて使用する地図だからこそ、冊子のマップの良さが出ます。
グルメと観光、駅前と郊外などのテーマ別、地域別などに分類したマップは、観光客が目的によってそのマップの冊子を持ち、巡るのもいいといえます。
またSNSなどで紹介されていない情報などを載せることでマップの冊子を手に取って頂き、良いPRに繋がると考えられます。
③グルメスタンプラリーマップ(クーポン券付き)
観光地や商店街など、その近隣にあるお店を紹介する地図は地域の活性化に繋がります。
分かりやすい地図、料理やサービスの内容のわかる写真を掲載することで、その地域を訪れた観光客の来店の動機やきっかけとなります。
また、クーポンや割引等のお得な情報を掲載することで、来店・集客を促進することができます。
スタンプラリーが好きな方は意外と多く、旅の思い出として、また参加賞や達成記念品などをきっかけにした参加が見込めます。
イベント会場で見かけたら「とりあえずやってみよう」という気持ちになりますし、子どもと一緒に気軽に参加してもらう事ができます。
加えて、スタンプ自体を集めて楽しむ層も一定数いるため、企画次第では全国からの集客が可能です。
さらに、複数箇所を回ってスタンプを集めるため、設置するポイントを工夫すれば店舗の回遊率を上げることができます。
「楽しい」「また参加したい」と思ってもらえれば、再来場・再来店の可能性も高まります。
5.まとめ
いかがだったでしょうか?
町おこしは単なるイベントではなく、中長期的に地域社会を活性化させるための非常に重要な取り組みの一つです。
まずは、地元で何ができるのかを整理し、人口増加に繋がるような施策をアイディアベースで考えていくことをおすすめします。
また、町おこし.comでは、町おこしに関する企画や販促のサポートしております。
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