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隠れたご当地を紹介!ドライブコース作成で成功するカギ

車から海を眺める女性

1. ドライブツーリズムで地域への誘客と活性化

東京湾アクアライン

新型コロナウイルスの感染拡大以降、人々の旅行スタイルは様変わりしました。

浮上したのは、個の空間のまま移動ができるドライブ旅行。

こういった状況の中で、マイクロツーリズムのワードは多く認知されたのはいうまでもありません。

マイクロツーリズムは遠方や海外への旅行に対し、3密を避けながら地元の方が近場で過ごす旅のスタイルです。

自宅から1~2時間程の距離で、安心、安全に過ごしながら地域の魅力を深く知るきっかけになり、地域経済にも貢献します。

保養目的で旅館やホテルに行き、温泉や自然散策、料理を楽しみ、活力を取り戻す滞在旅行です。

コロナ禍以降、自動車での観光客の来訪を期待する観光地も多いです。

そのニーズに応えるべく、インターチェンジを基点とした地域の回遊ルートを作成し、その土地の「食」「文化」「アート」「学び」など体験も踏まえたドライブコースを、集客に向けて作成する自治体が増えています。

2. データから見る旅行のルートに選ばれる4つのポイント

キャンプを楽しむグループ

緊急事態宣言の解除後、人々が出かけた場所の傾向は、郊外にある大規模商業施設(ショッピングのニーズ)から、徐々に居住地から少し離れた公共交通では行きにくい屋外の観光地、温泉街など散策ができる滞在型エリアへと広が利ました。

キャンプブームもこの一つといえるでしょう。

ナビタイムのデータによると、2021年2月最終週の目的地検索ランキングでは、ショッピング(大規模商業施設)をベースにしながらも、「遊ぶ/趣味」や「旅行/観光」カテゴリのスポットが増加しました。

▷ナビタイム:2021年 検索スポットランキング

さらに「道の駅」や「空港」も上昇しました。

空港が周辺のショッピング施設や観光スポットと組み合わせ、土産物購入や飲食利用などの立ち寄り先として利用されたことが理由の一つに挙げられるでしょう。

また、地域別では長野県のランキング1位に高原ドライブルート「ビーナスライン」が入るなど、「景観のきれいなルート」も注目を浴びました。

こうした結果から、ドライブ旅行の特徴として休憩スポット兼ショッピングとして「道の駅」のニーズが高く、ショッピングを行程に入れた周遊ルートで観光しています。

またキャンパーも道の駅で地元の新鮮野菜を購入してバーベキューをする。そういったニーズもあり道の駅はコロナ禍でも平均的に落ち込むことなく、集客できたといえるでしょう。

今のドライブ旅行の特徴としてポイントをまとめると、下記4点となります。

☑︎休憩スポット兼ショッピングとして「道の駅」のニーズが高い。
☑︎ショッピングを行程に入れた周遊ルートで観光している。
☑︎ドライブ観光の折り返し地点としてランドマークを設定。
☑︎景観のきれいなルート、の4点ドライブコースに取り込むこと。これらのニーズに対する取り組み

が、今後の誘客のキモになることが考えられます。

3. 地元の魅力を再発見しドライブコースを設定

車の中から田舎の風景を眺める女性

お祭りや伝統文化、雄大な自然や旬の食材を活かした料理など、その地に行ったからこそ楽しめる魅力がたくさんあるはずです。

単にドライブコースを作るということだけだと少し勿体無い!

実際にドライブコースを作成するにあたり、市や町のご担当の方と打ち合わせする機会があり、そんなご担当者からは「いったことない」「やった事ない」「食べた事ない」という意見も少なくありません。

地元の観光を紹介するのであれば、まずは一番にご自身が体験することが重要だと思います。

Withコロナ~アフターコロナの時代にこそ、ドライブコース作成を通して自治体の観光誘致に携わる方と、地域の方との交流を深めて新たな魅力を発見するとともに、地元の魅力をもう一度見つめ直してみませんか?

4. 知ってそうで知らない地元の魅力

買い物を楽しむ女性

心躍る体験や知られざる特産・名産・伝統工芸。

その土地にいると当たり前のことが、旅行に訪れる方にとっては新たな発見や楽しみにつながることも多いのです。

見たことのない景色、触れたことのない文化、食べたことのない料理などなど、知ってそうで知らない地元の魅力を前途でもあった地域の方の意見も取り入れ、その地域独自のドライブコースを作り他の地域との差別化を図ることが大切です。

また、InstagramをはじめとするSNSで写真映えを取り入れることも重要です。

昨今では「エモい」という言葉がバズったように昔の懐かしい風景や、レトロな景色を見たり雰囲気を感じさせるコアな地元を発掘し、ドライブコースのお立ち寄りスポットや、インスタ映えスポットなどメインルートのサブ的な役割としてもいいと思います。

さらにフォトコンテストなども取り入れ実際に訪れた方に『#〇〇市・町ドライブ』などで投稿を促すことも効果的です。

5. スタンプラリーを用いて回遊を促進

スマホを見る女性

スタンプラリーは、スタンプを集めるという性質上、回遊が促進できます。

複数のラリーポイントを経由しながら完成を目指すので、自ずとその動線上を巡っていくことになります。その過程で、これまで訪れたことのない場所を見つけ、立ち寄ってくれるケースも多くあるでしょう。

そしてスタンプラリーの景品として、ご当地で使用できるクーポンや、地場産品をプレゼントにするとより一層地域のPRにつながります。

現在ではデジタルスタンプラリーを用いる自治体も多いです。

参加される方のスマートフォンを使用し、回遊させたいスポットに貼られたポスターなどを読み込ませることでスタンプを獲得していく、仕掛けです。

スタンプ共用による接触感染リスクを心配されるお客様も安心して参加できると好評です。

6. まとめ

食や文化・歴史などの観光資源は、各地によって異なります。

その土地に長く住んでいると、当たり前だと感じていたことが、他のエリアの人から見ると、行ってみたいきっかけになることも少なくありません。

土を触り、採れたての野菜を楽しめる農業体験や、高級料理ではないが、昔から親しまれている美味いもん(ソウルフード)、喫茶店、酒場、商店街、横丁、ヘンなものそして人。

まずはあなたの街をじっくり見つめ直しましょう。

きっと全てあなたの町ならではの特徴があり、他の地域の方から羨む観光資源が多々あると思います。

そしてドライブコースを作成したら、プロモーションをしましょう。

マップや冊子などの紙媒体や、webサイト、そして動画。

各媒体をしっかりと連動させ、練りに練ったドライブコースをしっかりとPRしていくことが何よりも大切です。

町おこし.comでは、これまで多くの自治体様のドライブコース造成をはじめとする、プロモーション業務を手掛けてまいりました。

ドライブコースを軸に観光誘致をご検討の自治体職員の方、観光プロモーションに携わる方、また、地域活性やプロモーションでお悩みの方は、お気軽にご連絡ください。

ぜひ一緒に地域の魅力を再発見し、一緒に発信してみませんか!?


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