要確認!自治体・企業イベントの定番「フォトコンテスト」成功の秘訣とは
1. フォトコンテストの目的
フォトコンテストは、主催者となる自治体・企業がテーマや季節・対象などを設定し、それに基づき応募者が写真を投稿し、投稿された写真の中から審査するといういたってシンプルな構造です。
まず目的の一つに、自治体や企業の認知度を高め、集客や新規商品の購買を増やすこと。
二つ目に、写真を投稿してもらうフォトコンテストなので、InstagramやFacebook、Twitterと連携させたキャンペーンが可能となります。
近年は主に『#〇〇〇〇〇〇町』『#〇〇〇〇〇〇町ふるさと納税品』『#〇〇〇〇〇〇企業』『#〇〇〇〇〇〇商品』といったような自治体・ハッシュタグを使って、自治体や企業のInstagramやFacebookでのキャンペーンが増えてきました。
ついては認知促進と共に、SNSのフォロワーを増やすということも、大きく効果が期待できます。
三つ目に、投稿された写真を広報用に活用が可能となります。
フォトコンで応募があった写真については、全ての権利を自治体や企業に設定しておくことで、今後PR 写真としても活用できます。
広報ご担当されている方で、こんな経験ありませんか?
いざ広報用に写真を探してもストックの中から見つからない。
また、フリー素材や購入用の写真素材サイトの中でも、ピンポイントでその自治体や企業の写真がない…。
フォトコンテストの場合は、テーマの設定をしっかりとすることで、二次利用で活用できる写真がストックできるという効果も期待できます。
今後広報用に活用できるよう、いくつかテーマの種類を作成して、フォトコンテストを開催してみましょう。
2. フォトコンテスト開催にむけて必要な準備
0. フォトコンテスト開催にむけた準備について
【準備編】
1.企画打ち合わせ・テーマ確定
2.公式SNS開設(Instagram・Facebook・Twitterなど)
3.当選又は受賞プレゼント品選定
4.審査員手配
5.PR媒体制作(特設webサイト・チラシ・ポスターなど)
【運用編】
6.募集・告知
7.作品集計
8.審査
9.発表
10.商品
発送準備編と運用編に分けて記載しましたが、大きく上記項目が考えられます。
開催に向けてするべき項目は多いですが、成功のための準備ポイントを下記記載いたします。
1. 企画打ち合わせ・テーマ確定
打ち合わせで決めるべきポイント・フォトコンテストのテーマ自治体・企業で最終的にどういった効果を主にするかで、テーマは変わってきます。
例えば、自治体の認知促進・集客ならその土地×季節、イベント、グルメ、風景、旅のスナップなどその土地にまつわることなら広く設定してOKです。
自治体の認知促進の場合は、地元以外の方に届けることはもちろんですが、その多くは地元の方の投稿となることが予想されると思います。
作品が撮影された期間設定をなくすことで、手に入らない古い写真など集めることも期待でき、今後その土地の今昔物語を写真で見せる広報に活用できると思います。
また、企業の商品PRが目的なら、商品×日常となります。
その商品がより良く見えるようなインサイトをテーマに入れ込むと、より大きい効果が期待できます。
例えばSUV車や、小型ワゴン車のPRで、荷物を多く積むことができることをPRしたいということであれば、あなたの愛車×キャンプ、旅など、情景的できでありながら、自ずと荷物が多く積めるというニーズをフォトコンテストを通しユーザーにPRすることもできます。
フォトコンテストのテーマ選定では、ゴールをどこにするかによって変わります。
ただ単に、〇〇フォトコンテストというより、深掘りして考えることで、思い描いた効果を得ることができます。
2. 公式SNS開設(Instagram・Facebook・Twitterなど)
スマートフォンの普及によりインターネット利用やSNS利用が活発になっている昨今、自治体や企業による公式SNS開設が広まっています。
フォトコンテストを開催する目的・効果として、SNSと連動することでフォロワーUPにも繋がるので、フォトコンテスト実施前に公式SNSが開設されていない場合は、実施前に開設しておくことが良いでしょう。
応募についても複数のSNSと連動することで、応募の間口も広がり応募数UPにも繋がるでしょう。
3. 当選又は受賞プレゼント品
選定ここではあえて当選または受賞としておりますが、順位をつけるのではなく、抽選にするフォトコンテストも少なからずあるので、そこは企画段階にて決めておくべきこととして、やはり景品がそのコンテストの応募者及び点数に大きく関わってきます。
これは言うまでもなく、同じフォトコンテストを開催しているのであれば、ユーザーの心理として景品が良い方に投稿したくなるものです。
企画段階での予算などはあると思いますが、ある程度魅力がある景品にすることが重要です。
その中でも、自治体のコンテストであれば、その土地の地場産品などを景品にして、ふるさと納税の返礼品のPRにもつなげる事も効果的です。
企業のフォトコンテストであれば、商品やサービスなどを商品にてフォトコンテストに絡めてPR効果が期待できます。
4. 審査員選定について
意外と忘れがちな、審査員選定。応募スタート後、ある程度作品も溜まり、いざ審査!という流れになった時、「誰が審査する?」「カメラの知識がない」「抽選・多数決」「判断基準は?」なんて事もよくありがちな、トラブルです。
また、素人目線の少人数で作品審査となると、クオリティの判断やテーマそぐわない作品が選ばれてしまう事もあると思います。
そんなことにならないよう、審査員はある程度カメラの知識もある、地元のカメラ屋さんやプロのカメラマンに相談し、先に決めておきましょう。
5. PR媒体制作(特設webサイト・チラシ・ポスターなど)
ここまで準備ができたら、あとは周知するための募集要項をチラシやポスターに制作して、広く展開していきましょう。
対象をどこまで設定するのかにもよりますが、最低限チラシ、ポスター、webサイトはセットで作成すると良いでしょう。
まずチラシの取り組みとしては、応募概要やプレゼント品などをデザインしたチラシに、公式webサイト及びSNSなど、応募方法に紐づくサイトのQRコードを掲載し誘導しましょう。
ポスターは地元の商店や学校などに協力してもらい、町全体として一体感を持つことで、地元住民の参加も高まります。
そして、そのチラシを新聞の折り込みや、フリーペーパーなどで展開して、より広く、より多くの方に届くよう周知することが大切です。
予算規模によって異なりますが、その他にも交通広告、SNS広告、ラジオ・TVなどが考えられます。
6. 運用について
ここまで準備が整ったら、あとは期間内に、多様な応募フォームから集まった写真をリスト化し集計・審査・受賞者発表・商品発送していきます。
主催者となる自治体や企業が運用することもありますが、本業の片手間でやるべき内容が多く、担当者の負担が大きくなります。
ついては、フォトコンテストの企画~運用まで、依頼できる代行企業もあります。
我々まちおこし.comでも自治体様のフォトコンテスト企画・運用に携わってきたので、もしフォトコンテストの企画・準備・運用などでお困りごとございましたら、お問い合わせいただければ幸いです。
3. まとめ
フォトコンテストは、コロナ禍でもイベント自粛などに左右されない事で、多くの自治体が取り入れてきました。
そこで集まった写真はその町・企業をPRする素材になりますし、SNSと連動することで、「参加してみたい」「行ってみたい」「使ってみたい」とシェア・拡散が期待できます。
派手なイベントも大切ですが、フォトコンテストを、テーマを変えるなどして、継続的に実施することでその町・企業のイメージアップにつながります。最後までご覧いただきありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
フォトコンテストを実施したことのあるご担当者様も、これから実施予定のご担当者様も、まちおこし.comにご相談ください。