パンフレット制作7つのポイント!リーフレットとの違いも解説
地元の魅力を発信するための広報ツールは様々ですが、その中でも多くの自治体が活用しているのがパンフレットです。
今回は、パンフレットについて、制作のポイントなどをわかりやすく解説していきます。
自治体の広報担当者の方や、パンフレットのリニューアルを任されている方は、ぜひチェックしてみてください。
1. パンフレットとは
そもそもパンフレットとはどのようなものを指すのでしょうか。
パンフレットは、複数枚の紙面で構成されている小冊子のことを指します。
完全に製本されているわけではなく、折り目で綴じられたものやホチキスで止められているものが一般的なパンフレットと言えるでしょう。
紙面には、文字情報だけでなく、画像やイラストといった目を引くようなデザインが施されており、通常の広告とは異なり長く読まれることを前提として制作されています。
パンフレットの用途としては、会社案内や学校案内といった、自社・自法人のアピールやブランディングはもちろんのこと、営業ツールとして自社のサービスを紹介するものなど、多岐にわたります。
自治体においては、移住促進を目的として、実際に移住した方のリアルな声を掲載したパンフレットの活用などが進んでいるケースもあり、ボリューム感のある情報を届けるツールとして効果を発揮しています。
2. パンフレットとリーフレットの違い
パンフレットと似たような販促・広報ツールとして、リーフレットというツールも存在しています。
リーフレットは、パンフレットとは違い、1枚刷で印刷されて制作されるものを指しており、1枚の紙を折りたたんで活用することを想定して制作されています。
テーマパークの案内や、観光地の周辺マップなどで目にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
パンフレットとは違い、1枚の紙で制作されるため、掲載できる情報量は限られますが、その分手軽に持ち運んでもらえたり、絞り込んだ情報を届けることができるという点ではリーフレットの方が優れていると言えるでしょう。
反対に、リーフレットに多くの情報量を詰め込み過ぎてしまうと、読みづらくなってしまうなどのリスクもあるため、そういった場合にはデザインの再考、またはパンフレットとしての制作も検討しましょう。
3. パンフレット制作7つのポイント
では、実際にパンフレットを制作する場合には、どういった点に気を付けるべきなのでしょうか。
ここからはパンフレット制作のポイントについて解説していきます。
①目的の設定
一つ目は、目的の設定です。
パンフレット制作に限らず、広報や販促などのマーケティング活動の起点は、目的の設定です。
特にパンフレットは、ブランディングが目的であったり、採用が目的であったり、様々な場面で活用されています。
この目的が定まっていないまま進めてしまうと、どんな情報を発信していくのが効果的なのかが曖昧になってしまい、思うような成果が得られなくなってしまいます。
すぐに手段に走るのではなく、まずは何を目的とするのかを整理しましょう。
②ターゲットの明確化
二つ目は、ターゲットの明確化です。
目的の設定と同じくらい重要となるのが、ターゲットの選定です。どんな人に見てもらいたいかによって、掲載するべき情報は異なります。
また、いろいろな人に見てもらいたいと、ターゲットを絞らずに進めてしまうと、情報がばらついてしまい、本当に伝えたい内容を届けることができないパンフレットとなってしまうでしょう。
ターゲット設定は、勇気をもって明確に絞り込むことが大切になります。
③掲載コンテンツの決定
三つ目は、掲載するコンテンツの決定です。
目的とターゲットが明確に定まったら、いよいよコンテンツについて考えていきます。
パンフレット制作の中でも、迷うことが多いのが掲載コンテンツをどうするかという判断ですが、目的とターゲットが決まっていれば、それらを満たすようなコンテンツを決めていけばいいだけなので、自然に決まっていくでしょう。
つまりここでのポイントは、目的を達成するために、ターゲットに刺さるような内容にできているかどうかになります。
一人で決定するのではなく、いろいろな方の視点を入れながら決めていきましょう。
④デザインイメージの決定
四つ目は、デザインイメージの決定です。
きっちりとしたデザインにするのか、親しみやすいデザインにするのか、方針は様々ですが、ここに関してもパンフレットの受け取り手となるターゲットに合わせて決めていくのが良いでしょう。
また、表紙などの目立つ部分のデザインも重要ですが、文字情報に使われるフォントをどれにするのかというのも大切です。
受け取り手に与えたいイメージに合わせて、フォントも検討していきましょう。
⑤仕様の決定
五つ目は使用の決定です。
最終的なパンフレットが、どれくらいの枚数のものになるのかなどを決定していきます。
また、使用する紙のサイズや、どのような折り方にするのかなども重要なポイントです。
仕様によっては、コストも変動してきますので、制作を外部に依頼する場合は、相談をしながら進めていくようにしましょう。
⑥用紙の決定
六つ目は、用紙の決定です。
サイズだけでなく、どういった材質の用紙を使うのかによっても、与えることができる印象は異なります。
和紙などを使えば、高級感を与えつつ他社とは違った印象を持ってもらうことができますし、再生紙を使えば、クリーンなイメージを持ってもらうなどのブランディングを図ることも可能です。
意外と見落としがちかもしれませんが、用紙についてもしっかりと確認するようにしましょう。
⑦ツールの組み合わせ
七つ目は、ツールの組み合わせです。
パンフレットで魅力的な情報を発信することも大切ですが、他のツールを組み合わせることにより、さらなる魅力を届けることができます。
パンフレットの内容をさらに深堀したWebサイトや動画を制作し、QRコードをパンフレットに添付すれば、届けることができる情報の量も質も向上するでしょう。
また、パンフレット経由でのサイトのアクセス数などを確認すれば、効果検証も可能です。
パンフレットを作っただけで終わらないような仕組みづくりを、他のツールと組み合わせて実践していきましょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか?
パンフレットは実際に手に取ってもらい、視覚的に情報と届けることができる販促・広報ツールです。
また、Webサイトや動画といった他のツールと組み合わせることで、更なる効果も期待できます。
今回紹介したポイントを確認し、パンフレット制作に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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