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地域活性化の起爆剤となるか?ユニークな町おこしの事例4選

1.はじめに

街並み

2014年に安倍政権によって提唱された景気活性化政策の一つである「地方創生」によって、各自治体にて改めて注目されている「町おこし」。

大きくその目的は「移住促進による人口の増加」「地域経済の活性化による産業振興」「観光資源の掘り起こしとPRによる観光振興」3つとされます。

また、「街おこし」「まちおこし」という様に書く場合もあり、村の場合には「村おこし」これらをまとめて「地域おこし」と表現することもあります。

一般的に町おこしというと、商工会や商店街組合といった地元の団体や地域住民の主体的な取り組みに対して使われる事が多いのですが、最近では地元の大学や研究機関と自治体が包括提携を結び、地域活性化施策を立案・実施する例なども増えてきています。

そして、町おこしのツールやテーマも最近ではバリエーションが豊富になりつつあり、日本一暑い町という記録を逆手にとって町おこしのツールに活用している熊谷市の様な例もあります。

そこで今回は全国で行われている自治体主導の町おこしの中でも、ユニークなツールやテーマの事例を紹介いたします。

2. ユニーク町おこしのツールの具体例

1)人生ゲームで町おこし

島根県出雲市では家庭用ボードゲームの定番商品「人生ゲーム」の遊び方を、リアルな商店街を舞台に展開し、地域活性化につなげる試みが登場しています。

「まちあそび人生ゲーム」とネーミングされた取り組みは出雲市役所の職員の発案で生まれました。

市内では既に7回開催され、第一回の参加人数は406名でしたが家族連れを中心に参加者は徐々に増えて3800人を超えた回もあるとのこと。

商店街の実際の店舗を舞台にした「人生ゲーム」はステージとなった町を自分の足で歩き回ります。

地元の人々と交流することで商店街の事を知ってもらうイベントは、参加者からも「地元への興味がもてる様になった」等と大好評です。

人気のボードゲームをリアルで行うというユニークな町おこしは、山形県新庄市や福井県小浜市など全国に広がり始めています。

2)ガチャガチャで町おこし

昭和の時代に登場してから現在に至るまで大人も子供も楽しめる手軽なオモチャ「ガチャガチャ」、カプセルトイの中身に一喜一憂した経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

千葉県船橋市ではそんなカプセルトイを地域の活性化に活かそうという取り組みをスタートさせています。

「街ガチャin 船橋」というガチャマシーンが市内のレジャー施設や商店など23箇所に設置されて、カプセルの中には地元の人には有名な船橋市の名所や名物が描かれたキーホルダーが入っており、2021年10月から販売が始まりました。

キーホルダーの種類は全部で16種類。

船橋市在住のデザイナーがイラストを担当したキーホルダーの価格は1回300円で、昨年10月からの第一弾では約8500個が売れる人気商品になりました。

今年3月からは第2弾がスタートしてる街ガチャ、お目当ての船橋の地元愛あふれるデザインのキーホルダーは船橋っこ達の必須アイテムになっているそうです。

シビックプライドの醸成効果はもちろん、コロナ禍で閉店した空き店舗などの有効活用のヒントにもなるこの取り組み、「シャッター通り商店街化」に悩む地方都市を中心に今後全国に広がって行くのではないでしょうか?

3)チャンバラで町おこし

3つ目にご紹介するのは城下町にちなんだ町おこしの取り組みです。

戦国時代に多くの城が築かれた岐阜県可児市では「歴史の町、戦国時代を思い起こさせる町」という特徴を生かしてチャンバラをベースにしたイベントを行っています。

この「戦国城跡巡り事業〜可児市の乱」は実際の城跡を舞台に行われます。

ルールはできるだけ簡単にして道具は叩かれても痛くないオリジナルのスポンジ刀を使用するため、子供だけでなくお年寄りや外国人も安全に遊べるユニークなイベントです。

この取り組みも参加者にこのイベントをきっかけに地域への愛着を持ってもらう事を目的としており、町の特性にちなんでチャンバラと言う子供の遊びを、全ての人が楽しめるイベントに変えたユニークなまちおこしと言えます。

多くの自治体が歴史を活かした地域活性化施策を実施するものの、参加するのはシニアの方や一部の歴史愛好家ばかりという状況に陥っていました。

そんな中でも、子どもから大人までを対象にした体験型の遊びやワークショップにすることで、町を盛り上げる挑戦をしている可児市の取り組みは、他の自治体にとっても大いに参考になるのではないでしょうか。

4)RPGで町おこし

ここ数年の新型コロナウィルス感染拡大による「ステイホーム」で、お家時間にゲームを楽しむ時間が長くなり、ゲーム機器やソフトの販売、アプリのダウンロードが拡大していると言われています。

これに目を付けた兵庫県淡路島の観光協会が中心となって、オリジナルのRPG(ロールプレイングゲーム)を製作してリリース、これが観光需要の掘り起こしや町おこしにもつながると全国から注目を集めています。

▷淡路島日本遺産RPG | はじまりの島

このゲームは人気のゲームソフト「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエスト」と同様に、架空の世界の中で主人公が仲間と冒険をするロールプレイングゲーム(RPG)です。

アイテムや魔法を使って敵のモンスターを倒したり、様々な困難を乗り越えてゴールを目指すもので、ゲームに登場するキャラクターの一部は、一般公募により小学生などが考案したデザインを基に作られています。

スマートホンを使って無料で楽しめるこのご当地ゲーム。

もちろん、舞台となる架空の世界は淡路島がモデルとなっていて、島に実在する観光施設や文化財も数多く登場し、モンスターは島の名物でもあるたまねぎや魚類などをモデルにしています。

主催者の地元観光協会では、これにより淡路島に興味を持ってもらい、観光目的で島を訪れてもらうという効果を期待しています。

ゲーム内には現地の観光施設で利用できるクーポンをアイテムとして登場させたり、実際に現地に行きスマホのGPS機能を利用しないと入手できない隠しキャラクターなども用意しています。

ゲームの発表から2年での累計ダウンロード数は3万3000件あまり。

ゲームを目的のお客様が1日に20~30組に上った宿泊施設もあるとの事で、地元ではこの事業の今後の拡がりに期待が高まっているそうです。

3.まとめ

一時は「町おこしと言えばゆるキャラ」とばかりに、ほとんどの市町村にゆるキャラが誕生しました。

そのブームが一息ついた現在は「町おこし」「地域創生」という言葉が世に浸透し始めて、数多くのユニークなツールによる町おこし施策や地域イベントが開催され始めています。

しかし、どれだけイベントを盛り上げることができても、その盛り上がりが一時的なものとして終わってしまっては意味がありません。

取り組みを有意義なものにするためには、当日の参加者を集めて盛り上げることはもちろん、その後も継続して観光客や関係人口を増やして産業振興や移住促進と言った次なるビジョンにつなげていく事が必要ではないでしょうか?

それによりツールの製作やPRに使った費用が、何倍もの価値を持つ財産となって地元に還元される事になるのですから。

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