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ワーケーションで地方創生ができる?!その関係性と効果を解説!

パソコンとノートと飲み物

場所にとらわれないような新しい働き方が、様々ない企業で導入されています。

その中でも、徐々に導入が進んでいるのが「ワーケーション」です。

今回はワーケーションについて、地方創生への効果などについても触れながら解説していきます。

1. ワーケーションとは

パソコン仕事をする男性

皆さんはワーケーションという働き方をご存知でしょうか?

近年、デジタル技術の発展などにより、働き方の多様化が進んでいます。

満員電車や渋滞の中通勤して、わざわざ職場に向かわずとも、仕事をすることができるようになった業界が増加しました。

テレワークやリモートワークを一度は経験したことがあるという方も多いのではないでしょうか。

こういったテレワークやリモートワークは、既存の従業員に向けてだけではなく、人材採用を行う際の訴求ともなるため、積極的に導入を進める企業も増えてきています。

こういった職場に出社するといった概念にとらわれない働き方の一つが「ワーケーション」になります。

このワーケーションというのは「ワーク(work)」「バケーション(vacation)」を組み合わせた造語になります。

意味としては、自宅や職場以外の場所、例えば旅行先や帰省などの休暇先で、リモートで仕事をするということになります。

リモートワークと同じではと感じるかもしれませんが、違いは仕事を自宅やカフェで行うのではなく、旅先で行うという点になります。

つまり、ワークとバケーションの造語である通り、仕事と休暇が両立するような働き方がワーケーションといえます。


2. ワーケーションと地方創生の5つの関係性・効果

パソコン仕事をする男性

ここまでは、ワーケーションの概要についてお伝えしてきました。

では、このワーケーションが地方創生とどのような関係があるのでしょうか。

ポイントを絞って、関係性や地方創生にもたらす効果について解説します。


①ワーケーションにより外部から人が訪れる

まず、その地域において、ワーケーションの受け入れや実施を積極的に受けいれるようになると、「関係人口」が増加します。

関係人口というのは、その地域と多様に関わる人々を指す言葉であり、その地域に住んでいる「定住人口」や、観光としてその地域に訪れた「交流人口」の間に位置するような人々になります。

この関係人口は、地域外からその地域に変化をもたらす人材、地域づくりの担い手として期待されています。

ワーケーションにより、この関係人口を増加させることができるという点が、まず一つ目の地方創生に対する効果といえます。


②地域内での消費に影響を与える

二つ目は、その地位内における消費による経済活動の促進です。

ワーケーションでは、仕事だけでなく休暇も兼ねてその地域を訪れています。

そのため、観光業や宿泊業、その他様々な商業において消費活動を行います。

地方において、観光関連というのは重要な産業になります。

このようにワーケーションにより人々を招き入れることは、経済にも良い影響を与えるということが言えるでしょう。


③地域における税収が増加する

関係人口が増加し、その地域内における経済活動が活性化されていくと、その地域における税収が増加します。

そして、税収が増加すると地域における公共サービスの質が高まります。

公共交通機関のサービスレベルが上がるなどがわかりやすい例でしょう。

地方創生における重要課題は人口の増加であり、そのためにはその地域に住みたいと思ってもらえるような魅力を作り、発信していくことが重要です。

こういった魅力的な環境整備を行い、アピールしていくための、財源としての税収増加につなげることができるというのも、影響のひとつになります。


④関係人口から定住人口への移行

一つ目でも紹介した通り、ワーケーションで訪れる人々は関係人口と区分されます。

こういった関係人口の人々に対し、その地域の魅力を知らせる、体験してもらうことにより、関係人口から定住人口に移行してもらうことが期待できます。

関係人口として、観光産業などに向けた消費活動を行ってもらうことも大切ですが、地方創生という観点からすれば、やはりその地域に長く住み続けてもらい、永続的な発展につなげていくことの方が重要です。

いきなり定住人口を増加させることは難しいかもしれませんが、まずはワーケーションによって関係人口を増やすことで、最終的な定住人口を増やしていくことができるということは、地方創生に大きな効果をもたらすでしょう。


⑤地方創生による魅力的な地域へ

ワーケーションが浸透し、観光などによる経済が活性化し、税収の増加による魅力的な地域づくりが進行し、関係人口が定住人口へと移行してくると、地方創生がどんどん進んでいきます。

こういった流れがうまく回るようになったら、次は仕組み化や、各段階での強化が必要となってくるでしょう。

ワーケーションの数を増加させるのか、観光産業をより魅力的なものにしていくのか、移住・定住に対する援助を強化するのかなど、各フェーズがつながっていくようにすることで、地方創生が加速していきます。

また、このように全体の施策が活性化していくと、関わる人々も増え、雇用も促進されていくことでしょう。

少し大きな話となりましたが、こういった地方創生に向けた好循環を生み出す起点となり得る点で、ワーケーションは地方創生と切り離せないものといえるでしょう。

3. まとめ

いかがだったでしょうか?

新たな働き方として注目されているワーケーションは、地方創生にもいい影響を与える可能性があります。

なかなか定住を促進させる施策を打っても効果が出ない、観光客が増えないなどの課題を抱えている地方自治体の担当者の方は、ワーケーションを打ち出して関係人口を増加させていくことを検討してみてもよいかもしれません。

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