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まだ地域PR動画作ってないは、そろそろやばい!?TVよりもyoutubeが見られる時代だからこそ、動画で魅力発信しませんか?

動画編集

はじめに

地域活性化事業において、地元の観光スポットやグルメ、文化を
うまく映像として魅力をわかりやすく伝える自治体・観光協会のケースが増えてきています。

本記事では、動画制作におけるポイントや自治体・地域でのPR動画活用事例をご紹介。

ぜひ、あなたの地域の動画活用の参考にしてください。

自治体・地域PR動画を制作する際のポイント

1.目的・ターゲットを明確にする

映像・動画制作においてターゲットを明確に想定することが大事なポイントになってきます。

ターゲットとは、その動画で最も訴求したい顧客のことです。

ターゲットを想定する際には、ターゲットの性別、年齢、バックグラウンドなどを詳しく具体的にイメージするのがコツです。

それらの作業をペルソナと呼びます。

届けたいターゲットをイメージして、どのような生活をしているか、休日どのような過ごし方をしているか。

より深くターゲットの生活や行動をイメージすることで、どのようなニーズがあるかを感じ、動画制作の参考にしていくことが大切です。

動画制作では、「どんな人に向けて、どのような内容で訴求すべきか」を見失わないことが大切です。その結果、伝えたい情報を伝えたい人にしっかり届けることが可能になります。

ケースバイケースですが、複雑に情報が入っても魅力が伝わらなければ意味がありません。

目的を持って作成した動画を見たときに、何を感じてほしいかを最後までコンセプトにおくとよいでしょう。

自治体・地域をPRする目的は、主に下記項目が考えられます。

・「観光の魅力を発信したい」
・「インバウンド向けの動画制作をしたい」
・「生産者の紹介やふるさと納税を盛り上げたい」
・「Iターン・Uターンなどの移住者を増やしたい」

目的を明確にすることで、自ずと動画のテーマ・方向性は決まってくるので、制作する上で特に重要なポイントと言えるでしょう。

2.適切な尺の長さにする

映像を長々と観る時代は、すでに終わりました。

映像・動画を発信するツールや媒体によっても尺の長さは変わってきますが、短ければ短いほど映像・動画は効果的と言えます。

例えばYouTubeでも切り抜き動画や、youtubeショートの再生数が伸びるなど、短い動画の価値が高まっています。

また、ユーザーによっては、動画の再生速度を早めるなど、たくさんの動画コンテンツが上がる時代だからこそ、一つの動画を長く見ることはないと言えるでしょう。

もう一つの目的は、短い時間で結論を訴求して、検索ページへと導く必要があります。

伝えたいことが多ければ多いほど、動画は長くなってしまいがちです。

しかし、視聴者側の視点からみると、動画が長いほど、途中で飽きて見るのをやめてしまいます。

スマホなどで動画を見る人は、隙間時間を利用して動画を見るケースも少なくはないので、PR動画では尺の長さを意識し、インパクトのある映像・動画でなければ見てもらうことができません。

最初のつかみの「5秒」を意識して作成すると良いでしょう。

3.ストーリー性を意識する

視聴者の心に響くストーリー性のあるプロモーション動画を作成することを意識すると、視聴者に期待感やワクワクさせる気持ち、好奇心を沸き立てていきます。

テーマは千差万別ですが、人は感動を求めるものです。

物語のように起承転結のある動画を作ることで、より多くの視聴者の共感が得られるわけです。

私も以前、子供の逆上がりが出来るまでの動画を15秒程度で作成しました。

個人的なyoutubeで、チャンネル登録者も家族や身内程度ですが再生回数は1,000回に到達しようとしています。

家族・努力〜成功まで。
シンプルな構成ですが、多くの方に見ていただけました。

実制作~撮影する際の手引き

はじめての動画制作・撮影となると、やみくもに進行してしまいがちです。

まず初めは、以下のポイントを意識して制作・撮影に臨むといいでしょう。

1.絵コンテ

皆さんも耳にしたことがあると思いますが、絵コンテ(単に「コンテ」とも呼ばれる)は動画作成のための設計図です。シナリオ・台本をもとに、イラストを記載し、演者やキャラクターの動き・背景などの指示、セリフやナレーション、尺、効果音などを細かく記した指示書になります。

目的やターゲットの選定が完了した後に、作成し、撮影当日まで使用します。

尚、絵コンについてはwebなどで検索するとコマ割りのテンプレートのダウンロードが可能です。

作業時間が省ける項目に関しては、上記のようにテンプレートを活用するなど、効率よく作業を進行しましょう。

2.香盤表

香盤表は、あまり聞きなれない方もいると思います。

香盤表は簡単にいうと撮影するためのタイムスケジュール(進行表)です。

香盤という言葉は、もともと天然香木の香りを鑑賞する芸道の「香道」で使用する香盤というものが、碁盤のように縦横のマスになっていて、作成した表がそれに似ていることから香盤と呼ぶようになったということです。

登場人物や出演者の出演シーン、出演時間等を対比させて表にしたものです。

これがある撮影と無い撮影では、えらく構え方が異なってきます。

商業写真の場合、主にスタッフ数が多くなるようなムービー案件や、モデル・演者がいるようなスチール撮影では必ず作成する必要があると言えます。

3.モデル選定

特に多くの動画制作のケースで、人物をはじめとしてモデルは登場します。

前途でお伝えした通り、ターゲットを選定する際、そのターゲットに近いイメージでモデルを探すことがポイントです。

ここでは、プロに頼んだ場合、素人にお願いした場合のメリット・デメリットを紹介します。


まずプロの役者は商品や企業、サービス紹介動画、インタビュー動画などで起用されることが多く、素人の出演者に比べて動画のクオリティが格段に上がります。

短い動画であっても素人が、いざカメラを向けられると緊張して表情や話し方が硬くなり、何テイクやってもOKが出ず、撮影時間内に収まらなくなるケースは珍しくありません。

事務所や劇団に所属しているプロの役者を使う場合は5万円前後/本が相場です。

素人にお願いするよりも当然コストは高くなり、案件によっては使用期限など制限がかかります。

その点、素人では制限などなく(本人との同意による)コストも交渉次第ですが、比較的安く使用できるでしょう。

また、その動画に携わる人をキャスティングすることで、モチベーションは高まります。

ただし細やかな演技指導や時、には衣装の提供など必要になります。

4.手ぶれ

プロに依頼する場合は問題ないかと思いますが、予算の都合上どうしてもご自身で撮影する場合は、手持ちで撮影する際には脇を締めてブレないようにしましょう。

また、撮影するものによっては、三脚などを用いてキレイな映像を録ることを心がけましょう。

昨今は「ジンバル」というアイテムがあり、カメラで動画を撮影するときの手ブレを補正できる便利なアイテムで、スマホやカメラで動画撮影する際の必需品となってきています。

5.カメラワーク

ここもプロに依頼する場合は問題ないと思いますが、カメラワークはセンスが出ます。

いろいろな映画やプロモーションビデオなど、さまざまなジャンルの映像をみて真似をすることが大事です。

ただ、初めはコツをつかむために丁寧に進めていくことが大事です。

カメラを回した開始直後と終了前には一旦止めの時間を作ることがポイントです。

動画は後に編集でカットできるため、長め(のりしろ)に撮影しましょう。

映像の頭とお尻の数秒間はブレることもあるため、後で切り捨てる可能性が高く、そのため映像がギリギリの長さしかないと違和感が生じてしまいます。

6.構図

動画撮影は、被写体のサイズ・位置や角度を意識した「構図」が大切な要素のひとつになります。

同じ被写体であっても、構図にこだわることで完成度が違います。

構図を決める際は、撮影の目的を鑑みることが重要です。

いずれにせよ他の動画を参考にすることが成功の近道といえるでしょう。

事例紹介

1.移住促進動画

タイトル:SURF&WORK 〜新しい働き方、はじまります。〜千葉県一宮町「サーフィンと生きる町」PR動画

出典:千葉県長生郡一宮町HP

仕事×サーフィン=ライフスタイル。

そんな人生の計算式がうまく描かれた作品です。

自治体・地域のPR動画の多くは、その地域を活性化させるための「プロモーション」として活用されています。地域の観光スポットや文化、グルメなど、地方ならではの魅力をアピールする自治体が多いです。

例えば2020東京オリンピックサーフィン会場としてとして有名な千葉県一宮町では、サーフィンにまつわるストーリー性のあるPR動画を発信。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、テレワークやリモートワークをはじめとした柔軟で新しい働き方の広がりにより移住する人や家庭が増えてきたなか、東京にもサーフタウンとして東京まで電車で約1時間の一宮町では、サーフィンを切り口に移住をメインとした動画を制作。

仕事と趣味のサーフィンのある生活を動画にすることで、移住促進動画として展開しています。

2.観光資源

佐渡金銀山のプロモーション動画タイトル:「SADO GOLD & SILVER MINES For all Tourists」

出典:佐渡市役所youtube

世界に誇る佐渡金銀山の魅力を紹介する動画です。

ストーリーとして一人の男性モデルが、セリフなくひたすら歩いて紹介する作品となっています。

音は自然の川や鳥の囀り、そして木琴を活用したシンプルなBGMに美しい映像で構成された作品となっており、男性モデルがうまく土地の魅力を引き立てます。

シンプルですが、映像と音・エフェクトなど全てにおいてセンスの高い作品となっています。

動画最後の360°映像の北沢浮遊選鉱場は圧巻です。

3.観光

タイトル:チバノサト(星空編)流れ星を見つけに、チバノサトを巡る

出典:千葉市観光協会

コロナ禍で、人との距離が制限される中、子供たちの人生で初めての体験にフォーカスをあて、家族との時間を千葉市グリーンエリア(チバノサト)を舞台に描いた作品。

千葉市動物公園、加曽利貝塚、昭和の森、観光農園、直売所などがあり、豊かな自然が残る里山エリア「チバノサト」で、自然・食・体験がたっぷり体験できるエリアを紹介しています。

街並み

まとめ

いかがだったでしょうか?自治体・地域の動画制作のポイントとPR動画活用事例をお伝えしました。

地域のPR動画といっても、「観光に来てほしい」「定住してほしい」など目的によって動画の構成は異なります。まずは「誰に何を伝えたいのか」という目的意識をしっかりと持ち、動画を作成することで視聴されやすくなります。

本記事でご紹介した内容を参考にしていただき、ぜひ自治体・地域でのPR動画活用にお役立てください。

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